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★★★★「江戸時代」っていうのが好みじゃないと思ったけど、六青みつみさんの最新刊なので、買ってみた。
う〜ん。
いや、切なくていいかんじではあったのですが、一番はラストが嫌い。
「君と緋色の恋を抱き」とか
「水に眠る月」と同じような感想。【ネタばれ】「
最後に後追いはなしでしょーっ!」これのせいでだいなしな感じがするー。
ま、こういう終わり方が好きな方もいらっしゃるんでしょうけどね。
あと、「どこかで読んだ」感が強かったなあ。
始まりからして、これって「銀のレクイエム)(
⇒過去の記事)っぽい!と思ったし、
途中、複数の人に凌辱されたのに、恋人に冷たくあしらわれたっていうのは、「
至福の庭」で読んだぞー?火事の中を助けに来るのは王道ですしね。
著者の処女作ってことなので、しかたないのか?
あと、細かいことなのかもしれないけど、ちょっと不備が多すぎかなあと思った。
内容はともかくとして、体裁がね。
たとえば、p.59下の段、後ろから5行目句点「。」がないとか、
「賤」と「賎」は同じ字だと思うんだけど、使い分けっていうよりはワープロで打ち込んで出てきたそのままじゃないか?っていう微妙な使い方とか。
その漢字がでてきた最初ってわけでもなく、章の最初ってわけでもないのにいきなりルビうたれてたり、
「あとがき」の4行目丸カッコ( )がここだけ半角の記号使ってるし…(2008年4月30日初版)
幻冬舎って自費出版もやってるらしいけど、この本は普通の企画出版だよね?
あとがきにも「校閲」って言葉が出てきてたし、プロの編集者がチェックした本だよね??
まあ、微妙にDTP関係の仕事はしてますが、ほぼ素人の私が普通に読んでる途中に気づいたくらいだから、もし、「間違いがあるかも」って前提で探しながら読んだら、他にも山ほどあるような気がするぞー。
こういう細かいところって、ふと気になっちゃうと、話の流れをぶったぎるっていうか、夢から覚めるっていうか、細かいけど大切だと思うんだよね……
まあ、しょせんBLだしって扱いなのかな。。。残念。
他社のBL本で文章の途中でいきなり改行されてたひどい本があったけど、それよりはましか。。
それにしても、こういう細かいことを感じさせない「普通の本」ってすごいんだなーと改めて感じて見たりしました。(なんて低レベルなんだ…)
それと!「あとがき」に、
「最後に世辞の句が出てきますが、これには出典があります。しかし、載ってる本に印をつけ忘れたせいで、探し出せていません…(たぶん参考文献のどれかに入っているかと)。」
って書いてあったけど、これってすごくないか?
江戸時代の人の著作権は切れてるし(著作権の保護は死後50年)、問題ないだろって扱いではあるんだろうけど、いくら著作権が切れていたとしても著者名とか出典をあきらかにするのが当たり前で、それができなければ使うべきじゃないわけで、いまの時代にそぐわない著作権への意識の薄さを感じてしまいました。
著者もそうだけど、出版社側のね。
素人が書いてるブログってわけじゃないんだからさあ(^^;
ってわけで、ちょっと残念本なのでした。
次に期待!
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